大阪の話題とかそんなん

地下鉄にも貴重な

地下鉄。大体似たような通勤型車両が行ったり来るするだけ。JRや各私鉄に比べれば、特急列車もなく、地味な印象を持たれるかもしれません。そのとおりですが、実はよくよく見てみると、「あれ?なんかおかしい?」みたいなこともよくあるのです。

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すいません。いきなりやってきたり、スマホのカメラの性能がいまいちなのでこんな写真しかありません。(x_x;)シュン

この3枚の写真。大阪市営地下鉄御堂筋線。この路線の中でひときわ目立つのが、この北大阪急行の「ポールスター号」。
シルバーの車体しかない地下鉄の中で、唯一塗装されています。車内も、親会社の阪急に準じた豪華な内装です。(阪急よりもグレード高いという声もある)確かに目立ちはしますが、普段使い慣れている人からすれば、「え?これが何?」って思われるでしょう。普通に30分くらい待ってれば必ずやって来ますからね。

これが問題なのは、行き先なのです。

「え?中津行き?これも普通にあるじゃん。」ええ、そうなんです。中津行きは昼間はなくなったけど、それ以外の時間帯はまだまだ現役です。何が問題かというと、「この車両」が「この行き先」を出していることが大変珍しいのです。この組み合わせ、なかなか見られないんですよ。


運輸協定があるのかは知りませんが、北大阪急行のポールスター号は、基本「千里中央-中百舌鳥」系統という「大回し」でしか使わないことになっています。つまり、このポールスターには、「千里中央」行きと「なかもず」行きしか表示されないはずです。

それ以外に、「江坂」「新大阪」「中津」「梅田」「天王寺」「あびこ」「新金岡」という表示があるんですが、これには普段はお目にかかれないんですね。
ということで、このポールスター号の中津行きというのは大変珍しい組み合わせなのでした。


というのも、この日、新淀川橋梁上で自動車事故があって、ダイヤが乱れていたんですね。事故した車のタイヤが線路上に落ちてしまっての運休。昨年(2013年)の5月くらいだったでしょうか。この事故の影響で、このような変則的な運用に就いているということもお伝えしておかなければなりません。この幕を見れるということは、何らかの運輸支障があったという証でもあるのです。

なお、この北急のポールスター号。この日は(多分ですが)なかもずの地下鉄の車庫で一夜を明かして、翌日のお仕事で桃山台の車庫に帰してもらえるダイヤに組み込まれる。という段取りになります。ダイヤが乱れたら人が家に帰れなくなることもあるでしょうが、車両もそういうことになるんですよね。