大阪の話題とかそんなん

エボラウィルスのぬいぐるみを嫌悪されている方々へ

西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱。感染者の拡大が止まらず、じわじわ拡大が広がっている状態ですね。
発症すると、有効な治療法がなく、致死率が高いとか。日本ではまだまだ対岸の火事ですが、今後はどうなるんでしょうか。

さて、このような状態の中で、アメリカの会社がエボラウィルスのぬいぐるみを作っていて、人気商品なのか品切れが続いているというニュースをハフィントンポストが報じています。

【エボラ出血熱】エボラウイルスのぬいぐるみが人気「世界的に在庫切れ状態」
日本の皆さんは総じて不謹慎の大合唱ですかそうですか


で、、、、、この記事を見た日本人の反応が、結構ヒステリックになっていたりするんで、日本人ってわかりやすいなー。って思った次第。
ハフポストのfacebookコメントから見てみますと……

悪寒が走る。ずいぶん昔だったかサリンがばらまかれ、教団からの救出がマスコミで取り上げられてるなかで「ショーコー」スクリーンセーバーが配布されていた。「修行するぞ、修行するぞ」お調子者がインストールして見せびらかしていた。同じように悪寒が走った.重大な危機、それに苦しむ人々への冒涜。売り上げの全額をWHOへ寄付とかじゃないですよね。記事に取り上げて拡散って理解不能の行動ですよ。

絶対におかしいこういうところがアメリカの嫌いな所。とはいえ日本人の中にも
受け入れる人結構いるんだろうね。こういう小さな「他人事精神」が
戦争や犯罪につながるのではなかろうか。

例えば、エイズウイルスちゃんなんて話だろ?こんなたとえを使って、エイズの方ごめんなさい。でも、このエボラ菌のマスコットは、今のたとえと同じだと思う。何か、感覚が違うよ。とんでもない話だ。


すごいです。こんな重大な病気が蔓延してるからおまえら商売なんてするよりも相手に対して嘆き悲しめ!っつーような同調圧力がすごいです。こういうところが日本人らしいですなー。まあ、肯定するコメントもあるので、元記事も読んでくださいませ。


もう突っ込みどころが満載やなー。などと思うんですよ。
サリンは人が作った殺人ガスですし、オウムはテロでしょ。自然界に存在するエボラと一緒にするっつーのが理解できません。
「他人事精神」とか言うてますけど、他人のやることにコメントすること自体「他人事精神」と相反するような気がしてならないんですが、いかがお過ごしでしょうか。


ただ、何となく嫌悪感を示すのは理解できますよ。こんな時期にそういうもの売るのはどうかって、私も引っかかるところはあります。でもね、それで購入した人に対して「サイテー」みたいな言葉を発するのは、明らかにどうなの?って思いますわ。
確かに、不治の病で数千人の方が亡くなって、現地に入った医師が次々に病に倒れるという悲劇が起こっています。封じ込めなけりゃパンデミック(爆発的感染だっけ?)など、最悪の事態になりかねません。だからって、今、ほとんど関わりのない日本人が、不謹慎なネタを報道するのはやめろ。ぬいぐるみなんてふざけるな!なんて言うのかな?
そんなに人が亡くなるのが悲しいのなら、毎日誰か不慮の事故で亡くなっているわけですから(交通事故とか)、毎日がお通夜ですよね?

嫌悪感を表すのはいいとは思いますけど、他人の行動まで非難するのは、明らかに度を超してると思いますけどね。まあ、「他人事」ですけど。


なお、はてなブックマークでは「ああ、これはネタ記事だなw」的な、オレはつられないクマー!みたいな感じのコメントになっているんですが、これは、私がいちばんに不謹慎の大合唱~みたいに書き込んだからかな?などと思っております。
そもそもはてな民ってリベラルな人多いですからね。


さて、どのくらい炎上するんだろ?