大阪の話題とかそんなん

キンキン降板と街の番組

テレビ東京系列で、土曜21時から放送している「アド街ック天国」の司会者、愛川欽也さんが、ちょうど1000回放送を区切りとして降板するという事が発表された。

愛川欽也アド街降板 7日の1000回SPでラスト (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

Σ(=゜ω゜=;) マジ!? 後任は誰だろう? TVあっとらんだむの関口さん再起用とかw

2015/03/06 09:23

番組自体20年という長きにわたり放送されてきた中で、開始から司会を務めてきたのは大変だったでしょうが素晴らしいですわ。
街にスポットを当てるという、これまでになかった情報バラエティ番組であると共に、「街」というものを見てみれば、素晴らしい物があることを発見出来るということを教えてくれた番組は高く評価してもいいと思う。ここから、街を歩く番組につながっていったように思うんですがいかがでしょ?「ちい散歩」とか、「モヤさま」とか、「となりの人間国宝」とか……

アド街は大好きな番組ですが、この番組には欠点があって、東京(特に下町)の情報エリアが細分化されているのにかかわらず、東京から遠くなるとエリアが大きくなっていって、観光者の目線からの情報になってしまうというもの。これは、私が大嫌いな「東京視点」での番組作りであって、結局は東京以外のエリアは、本当に必要な生活者情報の提供をしているのかなっていつも考えさせられます。
ただ、生活者視点の番組で視聴率が取れるのかという問題がついて回るので、この点は仕方ないんでしょうかね。悲しいですね。

USTREAMで番組をしていた「なみはやノーツ」では、こういう番組を作りたかったのですが、いかんせん時間・金・人の問題があるので全く無理だったのです。まあ、こんな番組に近づけたらいいな。なーんて思っていたのでした。恐れ多いですかそうですか。

私が本当に好きだった番組は、このアド街の前々番組「関口宏のテレビあっとらんだむ」という番組で、スタジオ全体がブラックで統一されて、ちょっと大人向けのバラエティ番組な感じ。この番組からも「街」の要素が少し感じられて、好感が持てました。こういう番組作りは、他局でも久米宏テレビスクランブルなど、ドキュメンタリー要素を持つ内容を構成するという、今の番組作りでは出来ないものとなっていました。私の考え方を左右した番組でもあります。また、テレビあっとらんだむでは、一番最後に街の昔の写真と現在の写真を対比させて紹介する「ランダム写真館」というコーナーがあって、それがすごい印象がありますね。街の発展がよくわかる構成。多分、ここで古い写真とかで街を調べたいという欲求が出てきたのかもしれません。テレビの影響はすごいです。

さて、これからアド街はどうなっていくのでしょうか。20年というのは長寿番組ですので、視聴率が安定する限り続けていって欲しいですね。あと、地方にも目を向けていってもらえるとありがたいのですが。いかがでしょう?