大阪の話題とかそんなん

江ノ島レポート 4

江ノ電の駅に「極楽寺」という駅があります。あじさいが綺麗に咲く寺として有名で、見頃の頃には江ノ電に観光客が押し寄せて長蛇の列ができるそう。最高で1時間待ちになったりすることもあるようで、近隣住民が電車に乗れないことも。すごなー。で、昨年から沿線の鎌倉市民には、この時期に電車に優先的に乗れる証明書を発行している社会実験を始めたとかで、観光地ならではの悩みですねー。


その極楽寺、「きみの声をとどけたい」でも1カットのみ挿絵的な感じで登場しており、私も見に行ったのです。そこで、意外なものを発見しましたよ。
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ここには江ノ電唯一のトンネル「極楽洞」があるのですが、なんとレンガ造りなのです。うーんステキ。実は江ノ電、創業が明治末期に開業している由緒正しき電気鉄道で、このトンネルも明治40年に掘られたそうです。100年以上も前ですよ。奥さん。
そしてこのトンネルがもっとすごいのが、要石がふたつあるのです。要石(かなめいし)というのは、トンネルのレンガをアーチ状に組むときに、一番最後に入れられる石のことです。この石を入れるとこによって、全体の重力を分散させて、強固で崩れないトンネルを作ることが出来る、正に重要なものなのです。
その要石がふたつある大変珍しいトンネル、ということで土木遺産に認定されています。また、建設当時からほぼそのままの形で残っているということで、鎌倉市の景観重要建築物に指定されたりと、歴史の重さを感じさせるものとなっていたりします。(ブラタモリでも紹介されたんだって。知らなかったよ)
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もうひとつ、ここには木柱がある!!!
極楽寺に向かう道中に、ふと見上げると、電柱が木なんです。もうこれには私大興奮!!!冠称名がお祭りの看板で隠れていて、よくわからなかったものの、高圧線が乗っかっている木柱は関西電力管内ではごく一部のエリアに行かないと見れないものなので、東京電力はマニアに優しいところがあるんだなあ思いました。(違うと思うよ) 近所にはさらにNTT管理の木柱もあり、こちらはNTT冠称名が「極楽寺支1S1」のようです。(符番方法が関電チックなところが謎なんですが)
きみの声をとどけたいではエリア的にこのカットだけ少し遠い場所なので、予定から外そうかとは思いましたが、印象的な場所だったので行って大正解でした。
木柱に関しては、江ノ電沿線に何ヶ所か木柱があるのを確認しました。ということは、東京電力管内では木柱が相当数存在するようなので、調査が必要かな。また行きたいな。
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