大阪の話題とかそんなん

泉北高速鉄道がどうなるとか言ってる場合じゃないんだよ

あ、ちょっといいかな?
最近巷を賑わせている泉北高速の話ですが、……あの鉄道会社が何故に外資が狙っているのか、本当の理由を知っている人って一体何人いるんでしょうか。今日はその理由をお話ししたいと思います。

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まずは根本が間違っているのです。「外資が何故、地域のニュータウン鉄道を狙うのか。」が、そもそも間違っているのです。鉄道になんかあいつらまったく興味はないの。
泉北高速鉄道は、「大阪府都市開発」というところが運営しています。元々鉄道を経営するために出来た外郭団体ではなく、都市開発がメインの団体なんです。そこは、泉北高速以外では「北大阪トラックターミナル」「東大阪トラックターミナル」を運営していて、まあ、いわゆるそういう物流業を行う会社として発足したのです(出来た経緯は後述します)。そして、奴らの狙いはそのトラックターミナルの土地なんですよね。

東大阪トラックターミナルは中環沿い、東大阪北インターすぐの交通至便なところ。北大阪トラックターミナルは、中環から少し離れているけれども、大阪高京都線が付近を通り、名神高速からも近い。そこに広大なヤードを持っているの。その広大な土地は、開発からかなりの年数がたち、設備更新してもよさそうな時期。そう。広大な土地を利用して再開発を行おうとしているのが、私には手に取るように分かります。
トラックヤード機能は無くせないけど、ヤードを地下に持っていったりすれば、ほぼ地上は何でも出来放題。ショッピングセンター建てたり、マンション建てたりも出来そうやね。しかも「交通至便」わかるよね?投資家にとって、インター近くに広大な敷地が広がって、ほぼそれを自分たちだけで開発できる。ハゲタカ外資にとっては「金鉱」にしか見えないんです。

だから、あいつらは泉北高速なんてまるっきり興味がないの。そら、和泉中央あたりはまだ開発の余地が残っているだろうけれども、すでにデベロッパーが手をつけているだろうし、土地の値段も上がっているし、うまみはない。しかも、これから日本は人口減少社会が来る。実際学生の通学輸送がかなり落ち込んでいる(泉北高速はどうか知らないけれども)。おそらく、ハゲタカファンドがうまく買収に成功したら、時期を見計らって泉北高速は売りに出されるだろうね。(5年で売るって書類に書いてある。との指摘あり)


その時に、南海にでも売るんじゃないかね?このあたりはわからんけれども。


まあ、大阪府が私らの税金を投入して手に入れた土地を、どこの馬の骨とも分からん奴らに売られていくのは気に入らないけど、このあたりは意見が分かれるところやね。

だいたいね、大阪府は橋下府政の時に臨財債(臨時財政対策債)を積み上げすぎ。
府の予算は単年度黒字になったとかアホ抜かせ。これは、国からの地方交付税が出るはずなんだけど、国は今金ないから、そっちで借金肩代わりしといて。あとで利息つけて返してくれるから。っつー微妙な借金やぞ。これ、本当に借金まみれの国から返してもらえんの?って話だよ。
複式簿記でいうところの、収入が現金ではなく、売掛金で入ってきただけなんだよね。でも、掛売り先が借金まみれでひーひー行っている国なんだぞ。返返してもらえる当てがどう考えてもないんだぞ…どうすんの?

あ、最後に免責事項ですw
このお話は私の推測です。ローン何とかという外資が本当にこう考えているのかはわかりません。誰にも。

ただ、今までのあいつらがやってきたことから類推すれば、こうなることは誰でも考えることでしょう。今回はそれを私がはっきりと書き上げただけ。
(`□´) 以上である!




(追記)
さて、その泉北高速がどういう経緯で出来たのかを、次のエントリで書いております。是非ご覧ください
泉北高速鉄道の出来た経緯をお話ししよう - なみはやノーツ