私の性格のあかんところは、気持ちが落ちること。
気持ちが沈んで不安とか、悲しみに包み込まれること。いわゆるうつ状態なのかな？よくわからんけど。
そういう状態になったときに色々考えてしまうと、悪い方向にばかり考えてしまい、逆に気持ちが落ち込む方向に行ってしまい、悪循環に陥る。私はこれをドツボスパイラルと呼んでいる。
相当辛い。
けど、長年この思考に付き合ってくると、色々対応策が出来上がってきた。今日はそれをご紹介しよう。
１）何も考えない
これは対症療法になるのかな？何も考えない。これが消極的なんだけど効果を発揮する。
思考停止するのだ。
考えれば考えるほど、気持ちが落ち込んでいるときは「あかん方向」にばかり考えてしまって、有効な対策が出てくることはほとんどない。だから思考を止めるのだ。これで、現状よりも落ちることはない。そして、思考を停止することによって、気持ちが上がるのを待つのだ。
２）嫌だなと言う感情を押し殺す
これも１）と同様なんだけれど、何かをしなくちゃならない事があるときに実戦する。
今日絶対に洗濯しなくちゃとか、食べるものがないのでスーパーに行かなくちゃとか、どうしてもしなければならないことがある。気持ちが落ちているときは「嫌だな」「やりたくないな」などと思うのだ。しかし、何も行動を起こさないと、やらなきゃいけないことが出来ないとさらに気分が悪化する。精神衛生上とても悪い。
そこで、嫌だなと言う感情を押し殺して、自分は機械であるかのごとく、黙々と作業するのだ。スーパーに買い物に行くためには、着替えをする。寒いとか、面倒くさいとか、感情は無視。着替えをすることしか考えない。そうすると、部屋着から外出する服装に着替えられる。
これは副次的な効果もあって、体を動かすと気分が良くなる。良くならない場合もあるんだけれど、嫌な感情や落ちている気分が少しだけれど、緩和されるのだ。なので、仕事で出勤の時は、いつもこれを使う。会社に行く。これだけを目標とするんだ。
３）多重人格を登場させる
これ、ちょっと危ないんじゃないか？と思うんだけれど、よくわからない。
やり方としては、現在の自分はみじめで、誰からも愛されていない、どうしようもない人間だと心の中では思っている状態なんだと思う。そういう感情がとりとめもなく出てきたときに使う方法だ。で、そんなダメな自分の状態の正反対の自分を想像して、自分を励ましてくれる存在とするんだ。
自分が今出来ていないことや、自分の嫌なところなどを、徹底して褒めてくれる。もしくは、これでいいじゃん。と、肯定してくれるのだ。
これをしたあとは、気分が落ち着いてくる。現状では何も解決していないのに、こんな自分でもどうにかなるんじゃないかという気にさせてくれる。
４）悲しい物語を作って、その主人公に同情してあげる
本当に体が動かなかった数年前、寝込んでいたときに、その頃ハマっていたネットゲームの動物のキャラクターの創作物語をぼーっと考えていたんだ。その時に、自分の使っている動物（猫のようなもの）が、子供時代にお使いに行ったときに、お店の店主から酷い言葉を浴びせられたんだ。子供の時に、理不尽な言いがかりをつけられたことってあったかな？その時ってすごい悲しくなるよね。
その時に、自分が親になったつもりでそのキャラクターを優しく包み込んであげるんだ。
まー、これを話すと「変なやつ」と一蹴されるんだろうけど、自分よりも、他人を包摂するのは、すごい感情的には激変するんだ。他人を助けるのは、自分の精神安定的にとてもよい。いいことをしたんだという実感が出る。これは本当にしんどいときに時々やります。すごく涙が出てきて嗚咽するときもあるんだけれど、泣いたら気分すっきりするんですよね。
５）認知行動療法ですよ
最終的にはこれに行き着くんだけれど、認知療法は私にはすごい効く。
もともと気分の落ち込みは、自分の感情から出てくるもので、その感情思考がパターン化されているのが原因なのだ。その感情思考（＝認知）のゆがみを修正するときのが認知行動療法のキモ。長くなるのでここでは書かないけれども、認知のゆがみを確認して、それが本当に正しいのか、それは何故かをとことん追求するというやり方なのだ。
精神科の療法としては、５０年くらいの歴史があるし、カウンセリングも色々やられているんだけれど、保険が効かないのでセルフカウンセリングで済ましている。
このやり方は色々な精神疾患に効くし、スポーツのメンタルトレーニングに通じるものがあるので、みなさんも機会があったら本でも読んで下さい。
ちなみに、なんでこれを書いているかというと、今、気分が落ち込んでいるんですよ。
なので、気分を紛らわせようとして書いています。
同じ気分が落ち込んでいる方の参考になればどうぞ
