大阪の話題とかそんなん

江ノ島レポート 5

前回紹介した極楽寺の駅に佇んでいると、何か気持ちがモヤモヤしてくるのです。違和感というか、どうしようもなく考えさせられる気分にさせてくれる、そんなものがいろいろとありました。
f:id:hanazukinokita:20180703123002j:plain

ひとつめ。駅掲示の「いざ、鎌倉」というポスター。鎌倉の歴史と文化を紹介するためのポスターで、文化庁の推進する日本遺産というところが所管しています。(というか、多分この中からポスターの印刷する予算とかが出てるんだろうな) このポスターの中には、日本文学のさまざまな著者が似顔絵とともに登場していて、見ていて豪華ですよね。鎌倉って昔から作家たちが居を構えたり、別荘で過ごしたり、作家が何故か集まってくる場所になっていますが。そういや昨年実写映画にもなった、漫画~鎌倉ものがたり~も、主人公の一色さんという人がミステリー作家という設定で登場したっけな。

さて、この中で私が何気にモヤモヤされたものが大阪出身の作者。川端康成は生まれは大阪天満宮のご近所、学生時代は東淀川の豊里に住み茨木の中学に通っています。幼少期に文学に触れたからこそ作家になったんだと思うんだけど、東京の大学に行ってから鎌倉に転居。そこから鎌倉文学のために先陣を切って活躍したそう。川端康成の資料館を大阪か鎌倉どちらに作るかで議論になっていたけど、結局鎌倉になった。まあこれはしょうがない。けれども与謝野晶子が何でここに登場してくるんでしょうか。
f:id:hanazukinokita:20180703123042j:plain
f:id:hanazukinokita:20180703123009j:plain
家に帰って調べたら、大仏の短歌ちょっと作ってるだけやん。しかも作家仲間の家に遊びに行ってるだけのようで、この程度でポスターに登場するのかよう、ってモヤモヤした気分に…… まあ、縁もゆかりもない訳じゃあないんだけども。これ、堺の人はどう思ってるんだろう?ぜひ感想をお聞かせください。

ふたつめ。駅のホームにあるベンチに、もう関東では販売されなくなった「カール」のベンチがあること。ここになくてもいいじゃん。しかも満面のニッコニコ顔でさあ。やっぱり鎌倉はモヤモヤさせる場所だよ。(その他の駅にもありました)
f:id:hanazukinokita:20180703123100j:plain
f:id:hanazukinokita:20180703122616j:plain

なお、鎌倉市のサイトにポスターのpdfがあります
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sekaiisan/documents/nihonisan_poster_a4.pdf

namihyanote.hatenadiary.jp
namihyanote.hatenadiary.jp
namihyanote.hatenadiary.jp
namihyanote.hatenadiary.jp
namihyanote.hatenadiary.jp